違いと意味の目安箱

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以外と意外

以外と意外

「以外」と「意外」読み方は同じで、二文字目の「外」は共通しているこの二つの言葉、ネット上の文書などでも間違って記載されているのが散見される、紛らわしい単語である。

意味は全く違い、「以外」は、「ある範囲の外側」「(他の名詞や動詞の)それを除く他の物事」、そして「意外」は、「考えていた状態と非常に違っていること。」という意味となる。

つまり、「以外」は「食べる以外に楽しみがない」「関係者以外立入禁止」という風に、とある事象の範囲外を示す言葉で、「意外」は、「事件は意外な展開を見せた」「意外に背が高い」という風に、ある考えや意識とは違っているさまを表す。

「以外」は「以て(もって)の外」であり、「意外」は「意識の外」となる。ただ「外側」を意味するという意味で両方とも「外」という漢字が使われている点は共通で、この点が間違いを生みやすい原因となっている。

この二つは、パソコンや携帯のキーボードで漢字変換する際にも隣同士にあるためパソコンの文書においても非常に間違えやすい。実際、Googleで「意外 以外」と入れて検索してみると、検索候補に「意外 以外 間違えすぎ」というワードが出てくるので、それだけ多く間違われている言葉であるといえる。

メールやLINEなどのプライベートで間違える分には「あ、変換を間違ったのね」程度であまり問題にはならないが、ビジネス文書やネットに掲載するブログ記事などを書くときなどはかなり気づく人が多く、指摘もされやすいミスなので注意が必要であろう。

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