違いと意味の目安箱

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「おむつ」と「おしめ」

「おむつ」と「おしめ」

「おむつ」と「おしめ」の違い

昔は布おむつしかなかったが、ここ30~40年の間に紙おむつなるものが開発されて、言葉としてはおむつのほうが一般的に使われています。
年配の人はよくおむつをおしめと呼ぶことが多々あります。
そもそも、おしめとおむつって何か違いがあるのでしょうか。

おしめというと昔からある布で包まれた赤ちゃん用の下着というイメージが私の中では大きい。だって、紙おしめなんて聞いたことがなかったからである。そしておむつは紙でできているものを指すのではないかと思っていた。しかしどうやらそれは間違っていておむつもおしめもどうやら使っているものの原材料は関係がないようである。
おしめという言葉の由来は湿布からきている。湿布が略語となってしめと発音されてそこに接頭語である「お」が付け加えられてできた単語である。

一方おむつは襁褓(むつき)と昔読まれていて意味としては昔から変わらず赤ん坊に着せる肌着やふんどしなどの意味でなんと平安時代から用いられていた言葉なのである。ただ襁褓の言葉の由来は睦衣とする説や紐付きとする説など諸説あり正確な語源は詳しくはわかっていない。とまあ、結局のところ二つとも調べてみれば二つとも昔からある言葉で意味はまったく一緒であるということなのです。

ただ、よくよく考えてみるとおしめという言葉は小さい赤ちゃんに限ってはよく聞くが大人用のものに関しては聞かない。大人用のそれに関してはすべてがおむつと称されている。そこから考えるにあえて違いを上げるとすれば分類としてはおむつの中でさらに狭い範囲にくくって子供用のものはおしめと呼ばれているということぐらいであろう。

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