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科学と化学

科学と化学

科学も化学も日本語では読み方は同じ「かがく」であるが、科学は、自然現象を観測や実験を通じて研究することで、物理的な構造や振る舞いについて体系的に研究する学問である。化学は科学の一分野であり、様々な物質の性質・構造・反応を研究する学問である。

科学と化学の英語表現と読み方
英語では科学はscience、化学はchemistryであり、明確に言葉の上でも区別されている。日本語の口語表現では、化学は科学との混同を避けるため、化学を「ばけがく」と呼ぶことも多い。

科学とは
基本的には小中学校などの理科で習う分野の学問である。例えば、天文学で宇宙の成り立ちを研究したり、地学で地球の成り立ちや気象を研究したり、物理学で電気について研究したり、化学で原子や分子の性質の研究をしたり、生物学で生命について研究したりする。こういった理科系の分野の学問一般を総称して科学という言葉が使われている。したがって、化学も科学の一部である。

化学とは
基本的には周期表にも載っている様々な原子からできている物質について研究する学問である。それぞれの物質がどのような性質であるのか、どのような構造でどのような原子から構成されているのか、他の物質とどのような相互反応をするのか、その相互反応を利用して様々な物質を作ったり分解したりすることなどを研究する自然科学の一部門の学問である。

まとめ
・科学は理科系の学問一般を指す。
・化学は科学の一部門であり、物質の性質について研究する学問である。

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