違いと意味の目安箱

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マクロとミクロ

マクロとミクロ

マクロとミクロの違い

マクロとミクロ、どちらもよく聞く単語で同じ英語である。「マ」と「ミ」しか違いがないが、実際の意味は大きく異なる。

マクロとは、「macro」と書き、読み方も「マクロ」意味は「大きな」とか「大規模な」という意味である。マクロな視点でものを考えて~という文の時は、もう少し客観的に引いた目線で物事を考えて、大局的に考えて、という意味である。

一方ミクロは「micro」と書き、英語では読み方は「マイクロ」と読む。ローマ字読みに近い読み方をすると「ミクロ」となるので日本ではミクロという呼び方のほうが馴染が近いかもしれない。意味はマクロと全く逆の意味で「極小の」という意味になる。しかし、microの本当の意味は極小ではなく、100万分の1=マイクロ、という意味が本来の意味だ。

マクロは大きな、大規模な、という大きさを表す意味が本来の意味であるが、ミクロは、実はマイクロが日本流になまった意味で、メートル法の単位「100万分の1」を表す。日本語にすると1文字しか違いしかないが、英語にして本来の意味に直すと大きな意味の違いがある。

両方とも扱う単語として「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」という言葉がある。マクロ経済学は、国単位でデータを分析し、将来の景気の動向などについて経済を考える事。ミクロ経済学は、小さなデータをみてどうなっているか、家庭内の消費や会社の給与などから経済を考える事。

マクロの世界、というと、大きな地球であったり宇宙であったり、太陽系や銀河等通常の人間では認識できない大きなものの世界の事。ミクロの世界というと、微生物や細胞など、小さすぎでやはり通常の人間では認識できない世界の事を指す。マクロもミクロも聞き違えると大きな間違いとなる。

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