違いと意味の目安箱

Read Article

チーターとヒョウ

チーターとヒョウ

チーターもヒョウも、大型ネコということで一見すると似たような動物に見えますが、実はタイプがかなり異なります。
チーターは食肉目ネコ科チーター属、ヒョウは食肉目ネコ科ヒョウ属に分類されており、体格や習性に違いが見られます。

まずはチーターの特徴を紹介します。
チーターは、ライオンやトラなど他の大型ネコに比べ、小型な動物です。
体長は約110 ~ 150cm、体重は35~72kg、パワー型というよりスピード型。なんといってもチーターの最大の特徴は「走りの速さ」です。
他の追随を許さない圧倒的なスピードを誇ります。獲物を追跡するときは2秒で時速72キロメートルに達することもありますが、その代わり持久力や防御力は低いです。
そのため戦闘には不向きなタイプといえます。

一方ヒョウは、体長130~190cm、体重45~80kgとチーターよりやや大きめの体格です。
チーターが昼行性なのに対し、ヒョウは夜行性です。 アフリカ大陸~アラビア半島、ユーラシア大陸の東の端にまで生息しており、小型ネコであるイエネコを除くネコ科の中で最も広く分布する動物でもあります。
チーターの特技が「走り」ならば、ヒョウの特技は「木登り」です。捕えた獲物を樹上へ運ぶ習性があり、この行為は、ライオンやハイエナ等の他の捕食者から獲物を横取りされるのを防ぐのが主な狙いだとされています。
チーターとヒョウは生息域がかぶっているため、ヒョウがチーターを襲ったり、チーターの獲物を横取りしたりすることもあります。

チーターとヒョウの模様の違いは分かりやすいです。
チーターは全体に黒い斑点模様があり、ヒョウは英字のCを組み合わせたような模様で、これがいわゆる「ヒョウ柄」です。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)