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コチュジャンと豆板醤の違いは発祥にある!

コチュジャンと豆板醤の違いは発祥にある!

「コチュジャン」と「豆板醤」。名前は誰でも聞いたことのあるであろう調味料ですが、料理をあまりしない人にとってはその差はよくわからないのではないでしょうか。ですがこれは明確に違う調味料です。

コチュジャン韓国発祥であり、豆板醤は中国四川省発祥の調味料です。前者の材料は大豆ともち米こうじ、唐辛子などです。後者はそら豆と唐辛子が主原料です。
作り方自体はどちらも似ていて、材料を発酵させて作る、日本の味噌に近い製法になります。現地ではそれぞれ家庭でも作られており、各家庭で微妙に味の違う、「家庭の味」として親しまれています。

味の違いは、コチュジャンはもち米の醗酵によりやや甘みがある調味料になります。対して豆板醤は唐辛子を大量に加えるため、かなりの辛さになります。
そういう差から、料理においても使われ方の違う調味料です。コチュジャンはまろやかな辛味が料理に追加されコクが出る調味料として、韓国においては日本の醤油同様に様々な料理に加えられています。煮込み鍋料理に入れたり、生野菜にそのままつけて食べたり。コチュジャンを使う代表的な料理としてはビビンバが有名ですね。

対して豆板醤は使用すると、辛味とそら豆の旨みが加わる調味料です。四川料理である麻婆豆腐や回鍋肉、担担麺などに使われますね。本場の中国内陸部においてはその他様々な料理に豆板醤が加えられ、日常的に食べられています。

このように「コチュジャン」と「豆板醤」は明確に別の調味料です。仮に片一方が不足し、もう片一方で代用しようとする場合はそのままでは少々難しいでしょう。それぐらいには差のある二つなのです。

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