違いと意味の目安箱

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『おはぎ』と『ぼたもち』では何が違うの?

『おはぎ』と『ぼたもち』では何が違うの?

『おはぎ』と『ぼたもち』の違いについて…

まず、言葉の起こりからというか、ひびきから行くと『おはぎ』は萩の名称からして、秋に関係する食べ物で、『ぼたもち』は牡丹の花からその名をとったのではないかと考えます。

次に形というか、あんこの形から違いを見ますと、『おはぎ』に使われているあんこは、『こしあん』ですね。
反対に『ぼたもち』の「上に塗られているあんこは『つぶあん』です。
この『おはぎ』と『ぼたもち』のあんこの仕上がり具合から見比べると、『おしるこ』と『ぜんざい』の違いとよく似ています。

『おしるこ』は一般的に『こしあん』を使って作られているのに対して『ぜんざい』は『つぶあん』を使っています。どちらが関西風でどちらが関東風なのか、はたまた『おしるこ』は京風で『ぜんざい』が大阪風であるのか、よく調べて見る必要があります。

ただ大阪では有名な言葉に『夫婦善哉・めおと ぜんざい』なる言葉があるように『ぜんざい』は大阪・すなわち浪速の食べ物であるに対して『おしるこ』は京風の上品な簡易が、その形にも、言葉の日武器にも感じられます。
これとよく似ていますが、わざわざ小豆のつぶつぶをなくして上品に仕上げた『おはぎ』は京風で、粒を残した『ぼたもち』は、どうやら大阪の食べ物のような感じがします。
大阪の浪速の感覚には『ぼたもち』がよく似合うと思います。

ところで『棚からぼたもち』という言葉の意味は、何もないと思っていた棚から牡丹餅(すなわち幸運が転がり落ちてきた・または来る)という意味合いに考えられますが、何もないところから幸運は起こりえないのでして、普段の善行の積み重ねや、小さなことをコツコツと積み上げて、つまり貯蓄してこそ、棚の上に幸運が貯まるのでは薙いでしょうか。要するに、なんの努力もなしには、ラッキーなことはありえないのです。

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