違いと意味の目安箱

Read Article

「なめこ」と「なめたけ」の違いはズバリ『粘り気』にアリ!

「なめこ」と「なめたけ」の違いはズバリ『粘り気』にアリ!

「なめこ」と「なめたけ」は名前が似ているので、皆さん同一物だと思われていませんか。
この二つが混同されるようになったのには、瓶詰めのごはんのおともで有名な「なめ茸」の存在が影響しているからといわれています。

では、まずは「なめこ」についてですが、これは「ナメコ」というキノコの種類で、黄土色の色をしたヌルヌルとしたキノコのことをいいます。
次に「なめたけ」ですが、これはすき焼きなどのお鍋などには今や欠かせない「えのきだけ」の古い呼び名です。
そうお伝えすると、皆さん、「あ!別物なのね」と納得してくださいます。

では、なぜ、この二つが同じものと思われるようになったのかというと、あの「えのきだけ」を甘く煮て瓶詰めした商品が大きく影響しているといわれています。
あの商品は、「えのきだけ」をしょうゆとみりんで、くったりとなるまで煮詰めます。
その結果、粘り気が出ます。またご家庭作る際に、水溶き片栗粉を入れて粘り気を出したりするので、出来上がったものは「茶色(黄土色)」で、「粘り」がある「なめこ」に似たものに仕上がります。

この見た目から、「なめこ」と「なめたけ」が混同されるようになったといわれているのです。しかし、加工品の「なめ茸」は、店頭には「瓶詰め」商品として並んでいるので、瓶物をみたら「えのきだけ」と思われてもよいでしょう。

最近は、「えのきだけ」も白いものだけでなく、茶色(黄土色)のものまで売られるようになってきています。そのため、ますますややこしい事態が生じているわけです。
従って、見極めのポイントとしては、色ではなく、「粘り気」があるかないかが一番わかりやすい点です。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)