厚揚げと油揚と違い

厚揚げも油揚げも同じ豆腐でできているが、作り方が違う。
厚揚げは厚切りにした豆腐を油で揚げる。完全に油の中に付けずに外側だけを揚げる為、豆腐の外側はカリカリ、中側は柔らかいといった違った食感を楽しむ。
別名は「生揚げ」と呼ばれる。

それに対し、油揚げは薄切りにした豆腐を油に完全に浸した状態で中まで火が通るように2度または3度揚げる。その為内側も揚がっており、空洞ができる。
カロリーが高いので、使う前に湯通しをして油抜きをする。厚みや大きさ、形は地域によって変わる。
別名「 薄揚げ」・「寿司揚げ」等と呼ばれる。

調理の仕方の違い
厚揚げは煮たり焼いたり様々な方法があるが、醤油を使って調理されることが多い。
おでん等の煮物に使われたり、野菜や肉と炒めて食べることが多い。
醤油と下ろし生姜を混ぜたものを厚揚げにかけてシンプルに食べても美味しい。
油揚げは味噌汁やうどんのトッピング、和え物に入れてよく食されるが、油揚げを半分に切ってすし飯を中に詰めていなり寿司や餅を入れて食べる事も多い。

栄養素の違い
厚揚げのカロリーは100g約150カロリーである。
タンパク質、カルシウム、鉄、ビタミンK等通常の豆腐よりも栄養価が高く、腹持ちも良いためダイエットに最適である。
一方、油揚げは100g約380カロリーで厚揚げよりもカロリーが高い。
ビタミンKとマグネシウム、カルシウム、タンパク質が特に豊富に含まれているが、脂質が多くまたカロリーが高いので食べ過ぎに注意である。