パスタとスパゲッティは、どちらも同じ食べ物に聞こえるが明確な違いがある。
それはパスタは小麦粉を使用して練り上げて作るイタリアの麺料理であるという事。

スパゲッティはもちろんラビオリやペンネ、マカロニ等もパスタの一種に含まれるのである。
そしてスパゲッティの定義は中が空洞ではない筒状で細長い麺の事を言う。
その中でも太さは2mm前後までの事をスパゲッティと言う。
これよりも細い1,6mm前後までの麺になれば「スパゲッティーニ」、更に細い1,4mm前後にもなれば「フェデリーニ」という名称が違うパスタとなる。

そして日本ではパスタとスパゲッティを混同する人が一定数いる。
それは何故だろうか？

理由として挙げられるのが日本のパスタにおける歴史がスパゲティが先に有名になってしまったからである。
例えば、スパゲッティナポリタンやスパゲッティミートソース等が代表的である。
これらが先に有名になり過ぎてしまいスパゲッティ＝イタリアの麺料理と勘違いされてしまう事になってしまったと考えられる。
しかし、現在ではその勘違いも改められ多くの人がスパゲッティとはパスタの一種と正しく認識出来るようになっている。

また、パスタは細長い麺料理、すなわちスパゲッティなどのロングパスタだけではなくペンネやマカロニ等のショートパスタも含まれている。
多くの人が麺料理というと細長い麺を想像するが小麦粉を練り上げて作れば、それはパスタに含まれるのである。

そう考えれば一口にパスタと言っても、その種類はとても多くパスタ料理としてメインを飾ったりサラダにも用いられたりと、その用途は広く深いのである。