違いと意味の目安箱

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絞ると搾る

絞ると搾る

絞ると搾るの違い

絞るの意味
水分をねじり取る、範囲や数量・程度を大きな部分から小さくする、努力をして知識・能力のありったけを出す、簡単には出てこないものを、無理に出そうとする事。
強くねじったり しごいたりして、水分などを出す事。紐などの両はしを持って、強くねじる事。
油を絞る→ひどく責める事。
一般的に使われ、使用範囲も広い。

搾るの意味
強制的に出させる、強く押しつける、手で押し潰したりして圧力をかけて液を出させる、きびしくする、厳しく鍛える。
強くしめて液体を得る事。強くしめて液を出させる事。
油を搾る→製品の油として得る事。
製造にかかわるなど、比較限定的に使用される。

「絞る」を使うシーン
漢字を見てわかるように、糸を交えるというところからきている。
徐々にしめて狭めていくときに使う。
この際に出て得られたものは「搾る」の時とは違い、必要とされない。

「搾る」を使うシーン
果実などから果汁、牛から牛乳など、出てくるものが生産物として扱われるものを手を使ってしぼり何かを得るときに使う。
搾ることによって得られたものが必要であるときに用いられる。

「絞る」の使用例
雑巾を絞る→水分をねじり取る。
的を絞る、レンズを絞る、候補者を絞る、 ウエストを絞る、蛇口絞る、袋の口絞る、論点を絞る、音を絞る←範囲を狭めていく、大きな部分から小さくする。
みんなで知恵を絞る、無い知恵を絞る、声を絞り出す←努力をして知識・能力のありったけを出す。

「搾る」の使用例
牛の乳を搾る←手で押し潰したりして圧力をかけて液を出させる。
税を搾り取る←無理に取り立てる。搾取する。
担任の先生にこってりと搾られた←きびしくする。
練習で搾られる←厳しく鍛える。

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