ムースとババロアとパンナコッタの生まれ方の違いと名前の由来。

ムースはフランスで生まれたデザートで、その名前の由来はフランス語の「泡」から来ている。ババロアもフランスで生まれたデザートであり、フランス語では「バイエルン(ドイツ)の」を意味する形容詞から来ている。パンナコッタはイタリアで生まれたデザートで、イタリア語で「生クリーム(パンナ)」と「煮る(コッタ)」という単語の組み合わせから来ている。

ムースとババロアとパンナコッタの固め方の違い。
この３つのデザートの中で、ババロアとパンナコッタについては「ゼラチンを使用する」という点で共通している。それに対しムースはその名の通り、卵白と生クリームを泡立ててることで、素材をなめらかなペースト状にし、それを自然に固めて作っている。

ムースとババロアとパンナコッタの食感の違い。
素材をしっかりと泡立てたものを自然に固めて作るムースは、気泡を含んでいるためふわっと軽い口あたりが特徴である。それに対してババロアとパンナコッタは、ゼラチンを使用することにより生まれる、食べ易くつるんとした食感が特徴である。またゼラチンの量を加減することによって、つるんとした食感を抑え、生クリームなどのなめらかな食感を生むことも出来る。

ムースとババロアとパンナコッタの作り易さの違い。
ムースの場合は素材を泡立てる加減により食感が変化する。そのため、気泡を多く含みふわっとした食感を目指すには、ハンドミキサー等の器具を使用することが失敗無く作るコツと言える。ババロアとパンナコッタについては、ゼラチンを使用することで、一般の家庭作る場合でも比較的失敗が少ないと言える。