違いと意味の目安箱

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クレヨンとクレパスの違いには意外な事実が…

クレヨンとクレパスの違いには意外な事実が…

クレヨンとクレパスは、絵を描くときの道具として同じように使われている、もしくはクレヨンの商品名のひとつがクレパスと思われていることが多いのですが、実際はクレヨンとクレパスは別のもので、組成が異なり、したがって絵を描くときの質感も違ってきます。

クレヨンとクレパスでは、クレヨンのほうが先に誕生し、そのあとにクレヨンを改良するかたちで「サクラ」という画材や文具のメーカーが作った画材です。

クレヨンは本来は顔料を固形ワックスで固めたものですが、よりなめらかに描きやすくするために、体質顔料と液体油を加えたものもあります。
クレヨンは固いので、主に線描することに使われます。
固くて折れにくく、画用紙にも描きやすくて描いた後に触ってもべたつかないので、赤ちゃんや低年齢の幼児にはクレヨンがおすすめです。

一方クレパスは、使われている原料はクレヨンとほぼ同じですが、体質顔料、固形ワックス、液体油の含有量がクレヨンとは異なります。
オイルパステルとも言われており、その名の通りオイルの含有量はクレヨンよりも多くなっています。

この含有量の違いにより、クレパスは線描だけでなく面描もできます。また、自由に混色や重色をして描くことができ、油絵具のように画面が盛り上がるような質感に仕上げられるので、より幅広い表現をすることが可能です。
なので、クレヨンで線描するだけでは物足りなくなった幼児や小学生、そしてさまざまな技法や重ね塗りができるので、大人からプロまで使われています。

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