児童と生徒の違い
私達が生きていく中で小学校、中学校の義務教育期間を経て。今がある。
その中で普段の会話でも自然と変化し、使用している言葉がある。
「児童」と「生徒」という言葉の変化である。
なんとなく使用してきたが、確かに中学生という多少なりとも社会性が重視されていく時期に「児童」と呼ぶには違和感がある。
実はこの「児童」という範囲には法律による区分がある。具体的な法律については様々な法律の括りにわたるが、よく聞くなものとして「児童福祉法」やネットで目にする「児童買春・児童ポルノ禁止法」などがあり、これら法律の基準となっている児童の区分が「十八歳に満たない者」をいう。更に児童の区分として乳児・園児・少年の定義が国の法律で明記されている。
それでは「生徒」ではどうか。
実は「学校教育法」において区分されている。何条にこの区分の表が明記されているというものではないが、この法律では中学校・高校に在籍している者を「生徒」としている。
感覚的に言っても確かにそうである。大学に進学しているのに児童と言われたり、生徒と言われるのは
生徒で少し悔しい。児童ならプライドが傷つく程だ。
しかしながら私達は法律の条文を全て見て歩んでいるわけでは必ずしもない。勿論常識の範囲内での事だが、慣習として幅広く学校で過ごす者を生徒と呼ぶこともあってもよい。
親しい友達との真剣な雑談の中で小学生に生徒と使用していたところで、法律の話を持ち出すのは違和感があるだろう。しかし、あくまでパブリックな場面では明確な区分があることに着目しておかなければならない。
私達が感覚的に使用していた「児童」と「生徒」には法律的な区分があるのである。
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