リンスとトリートメントはいずれも髪を保護し、髪の状態を整えるために用いられる浴用化粧品である。通常はシャンプーと併せてそれぞれ用いられることが多い。
リンスとトリートメントの主な違いはその浸透力の差にある。
リンスは髪の表面を油分でコーティングすることで毛髪のすべりをよくし、毛先をしなやかに整える作用を持つ。
有効成分の効果は表面に留まるため、髪の内部を補修する効果はない。
リンスは英語のコンディショナーとほぼ同義で、その厳密な区別はないがコンディショナーの方が毛髪保護に特化しているという認識がある。
一方トリートメントは髪の内部まで有効成分を浸透させて、髪の状態を整える効果がある。
ダメージを受けたパサつきのある髪や、ハリ・コシのない髪に有効で、髪の内部まで補修することができる。
そのためリンスに対して高価なものも多く、経済的に毎日使用するには適していないことも多い。
最近では多くのトリートメントはリンス・コンディショナーの機能を併せ持つため、トリートメントのみの使用で上記の効果をまとめて得られる場合が多い。
また、使用する順番にも違いがある。
上記で説明した通りリンスは表面、トリートメントは内側を補修する。
このため、
①シャンプーで頭皮の汚れをしっかり落とす
②まずトリートメントで内側からの補修を行う
③最後にコンディショナーで表面をコーティングし、有効成分を逃がさないようにする
といった手順を守る必要がある。
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