違いと意味の目安箱

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計る・測る・図る

計る・測る・図る

計る測る図るの違い

「はかる」という言葉を国語辞典でひきますと、6つ出来てきます。みなさんは、それらを使い分けることができていますか。
学生の頃きちんと勉強するのが煩わしくて適当にその場をやり過ごしていましたが、今になって「同音異義語」「同訓異字」をしっかり勉強しておけばよかったと思わずにはいられません。では、今回は「計る」と「測る」と「図る」の3つについて簡単にご説明していきますね。

まずは、「計る」ですが、これは「時計」という二字熟語からもわかるように「時間」をはかるときに用いることが多いです。また、程度を調べるときにもこの字が使われます。

次に、広さや狭さ、深さと浅さ、長短、大きさと小ささ、遠近、高低といったものの場合は「測る」という字を書きます。ちなみに、「相手の気持ちをおしはかる」場合は、この字を使います。これぐらいの考えの「深さ」であろうと「推測」していることから「測る」を用いればよいわけです。

最後に、「図る」ですが、計画を立てて実現を目指すときにこの字を用います。
けれども、歴史番組を見ていると暗殺を企てて実行するときに「図る」ではなく「謀る」という字を使っていますよね。
基本的に「良い計画内容」の場合は「図る」のほうを用います。例えば「紛争の解決を図る」などといった場合です。そして「悪い計画内容」のときは「謀る」を書けば問題ないです。というのも、この「謀る」には「だます」というニュアンスがふくまれているからです。

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