今回はマナーとエチケット、そしてモラルの違いについてお話しします。
先ずはマナーです。語源とされる英語ではmannersと表記され、簡単に言うと礼儀作法の事です。もっと突き詰めると公共の場での礼儀作法の事をいいます。
次にエチケットです。こちらの語源はフランス語のetiquetteでマナーと同じく礼儀作法の事を言います。但し、日本でのエチケットの扱いは自身(個人)が行う礼儀作法の事をいいます。
マナーは公共の場、エチケットは自身(個人)に焦点を当てて使い分けをします。
具体例を出すと、舞台を鑑賞する際
大声を出さない、飲食はしない、携帯電話の電源は落とすのがマナー。
きつい香水をつけない、帽子は脱ぐ、高さの出る髪型はしてこないのがエチケット。
このように具体例から見ると分かりやすいですよね。
そして最後はモラルです。
モラルは道徳や倫理、要は思いやりを持ちましょうというものです。
お年寄り、妊婦さん、身体の自由がきかない人、小さな子供連れの方に対しての向き合い方が問われます。
先ほどの舞台を鑑賞する際を具体例にあげてみると、自由席の場合だと席を譲ってあげたり、優先座席に座らなかったり、車椅子スペースに立たないのがモラルです。
それぞれの違いはご理解頂けたでしょうか?
マナーもエチケットもモラルも守らなかったからといって法に触れる事はありません。ですが、人としてどうなのか、どうあるべきなのか、人間性が直で露わらるものです。人に優しく自身の行動一つでマナーもエチケットもモラルも生きた言葉にしたいですね。
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