青森といえば「ねぶた祭り」が有名です。
けれども、「ねぶた」といったり「ねぷた」といったり、呼び方が違うことを不思議に思われたことはありませんか。
この違いは、一体どこから来ているのでしょうか。
まずよくネット上などで言われているのが、形の違いという返答です。
立体的な人型は「ねぶた」、扇形などの平面的なものは「ねぷた」と言うとかかれていたので、真偽を確かめるべく、ねぶたを展示している会館に見学に行き、直接質問してみました。
回答は、そういうわけではないとのことでした。
確かに、実際に弘前ねぷたを展示している会館には、人型のねぶたもありました。
三箇所の会館で質問してみた返答を総合してみると、次のようなものになります。
ます、ねぶたは、そもそも除災行事としての「眠り流し」や「七夕」などの影響を受けて夏に行なうようになりました。
そして、この「ねぶたし」から「ねぶた」という言葉が導かれたという説が有力だということです。
そして、この「ねぶた」の祭りが各地で行なわれるようになった際に、それぞれの地域の訛り方の違いによって、「ねぶた」であったり「ねぷた」と呼ばれるようになったとのことでした。
基本的に青森を中心とする地域では「ねぶた」といい、弘前のあたりでは「ねぷた」と呼んでいます。
こうしたことは、民謡でもよくあり、特に東北のようでは、同じ唄なのに、地域によって呼び方が違ったりしています。
ですから、今回の「ねぶた」と「ねぷた」は同じであるということがわかりました。
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