四六時中(しろくじちゅう)とは、終日、絶えず、ひっきりなしにという意味を表します。24時間を意味する「四六時」に「中」という接尾語が付いています。つまり、「四六時中」は、昼夜を問わず、連続していることを表現しています。
四六時…昼夜を3つずつに分け、それぞれを「四つ時(よつどき)」「六つ時(むつどき)」「八つ時(やつどき)」「十つ時(とおどき)」「二つ時(ふたつどき)」「四つ時(よつどき)」と呼びます。このように、1日を6つの区間に分けることで、時間の経過を表現します。
「四六時」の表現は、主に古典文学や時代劇などで使用され、一般的な日常会話ではあまり使われません。現代の一般的な時間の表現では、24時間制(午前0時から午前11時までが0時から11時と表記され、午後12時から午後11時までが12時から23時と表記される)や12時間制(午前0時から午前11時まではAMと表記され、午後12時から午後11時まではPMと表記される)が一般的。
四六時中の語源
元々は仏教の修行者や僧侶の修行時間を指す言葉であり、24時間修行に励む姿勢を表現していました。その後、一般的な用法として広まり、日常生活においても絶えず何かを行っている状態を表す表現として使われるようになりました。
英語にも「四六時中」に類似した使い方の表現がいくつかあります。
- “around the clock”:この表現は「四六時中」に最も近い意味を持ちます。日常的には24時間体制で行われていることを指し、中断なく継続していることを表現します。
- “24/7″:この表現は「24時間7日間」という意味で、何かが連続して行われていることを強調します。ビジネスやサービスの提供など、常に利用可能であることを表すために使用されます。
- “nonstop”:この表現は、「途切れなく」という意味で、一時的な中断や休憩がないことを強調します。継続的に行われている活動や動作を表現するために使用されます。
これらの表現は、「四六時中」と同様に、絶えず何かが行われている状態を表現するために使われます。
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