ピーマンとパプリカの違い
よくスーパーに行くと、「ピーマン」と「パプリカ」 が売られています。
同じ形なのに、ピーマンは何個も一袋に袋詰めされていて安いのに対して、パプリカは最低でも1個100円ほどとお高いイメージがあります。
今回は、この二つの違いについてとりあげます。
まずピーマンですが、一般的には、早熟のうちに収穫するので、皮の色が緑色で、食べたときに苦味があるものが多いです。では、パプリカはどうでしょうか。パプリカは、実はアマトウガラシというピーマンと同じ仲間なのですが、サラダで生で食べられるくらい甘さがあります。 ということは、苦味や甘味で区別できるということなのでしょうか。
いいえ。実はピーマンも収穫時期を遅らせて熟させておくと黄色やオレンジ、赤とパプリカのような色へと変わっていきます。これを一般にカラーピーマンと呼び、ピーマン特有の苦味も熟せば甘くなっていきます。つまり、味では両者を明白に区別することはできないということがわかります。 色でも、味でも見極めることが出来ないときは、どうすればいいのかですが、ポイントは見た目です。
パプリカはピーマンに比べて「大ぶり」でかなりの「肉厚」があります。一度購入して、切ってみてください。一目瞭然ですよ。 また、栄養学の観点からすると、ピーマンに比べて、ビタミン類やカロテンが数倍多いと言われています。目には見えませんが、そういう違いがあります。ですから、ピーマンが苦手なお子さんの栄養面を考慮した食事としては、甘味がありカラフルなパプリカを取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
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